茨城創価学会の歴史、平和・文化・教育への活動、池田大作名誉会長と戸田第二代会長を紹介します。

北茨城 避難住宅で座談会を開催!

民衆に力を!座談会が活発

全国で活発に座談会が行われている。

茨城・北茨城市では18日、坂上総茨城長が出席し、避難住宅で初の創価家族の集いを。

北茨城市は、大津港、平潟港などを中心に県内でも最も津波の被害が大きかった地域。学会員も数十人が避難所での生活を余儀なくされたが、その後は、避難住宅などへの居住が進んだ。

その一つが中郷町にある、行政の支援による避難住宅である。

入居が開始されてから一ヵ月半余り。被災者が100世帯以上、密集して住んでいるが、元々は、市内で全く違う場所に住んでいた人たち。皆が自分の生活を守るのに精いっぱいで、隣人と接点をもつこともなく日々が過ぎていく。行政にとっても単身者のケアは深刻な課題である。

ここに住む学会の同志は11世帯。その所属組織は、日立県錦州城圏の2本部3支部にまたがる。

それぞれの支部・地区でもこれまで勤行会、協議会などが行われてきたが、交通の便も悪く、皆が会合に集いにくい。そこで今回、避難住宅で初の座談会の開催となったのである。

震災の日から今日までの苦闘を次々と語る参加者。その中で、皆の共感を呼んだのが婦人部員の高澤節子さん(桜井支部桜浜地区)だった。

元々ここは取り壊される予定の住宅だった。花壇だった場所も荒れ放題。そこに、”美しい花壇を取り戻そう”と花を植え始めたのが高澤さんだった。

雑草に覆われていた広い花壇に、今ではジャーマンアイリスや色とりどりのパンジーが咲き薫る。一角にはナスやスイカも植えている。「いつか、みんなで食べようね」。そう声を掛けると、花壇前の遊具で遊ぶ子どもたちの目も一段と輝く。

花壇で作業をする高澤さんの前を通る住人に声を掛けるうちに、友好の輪も大きく広がり、今では住宅内に”お茶飲み友だち”も。

単身者にも「家に篭ってちゃ、ダメよ」と声を掛け、一緒に散歩を心掛けるなど、この一ヵ月半でできた友人は7人に。

「高澤さんに会うと元気になる」「本当に助けられている」--感謝の声は尽きない。

座談会の参加者の中には、毎朝、自分の組織の地域へ通い、本紙を配る配達員も。

今、自分ができることをやり抜いていこう--広布の使命に前進する同志の奮闘に、坂上総茨城長も心からの感謝を。

創価家族の団らんは、住宅の一角にあって、限りない希望の輝きを放っていた。

(2011年5月20日 聖教新聞掲載)